地下鉄駅リフレッシュ工事で期待すること<札幌>
今回は以下の3点について記事を書きました。
・札幌の地下鉄は50年目を迎える
・北34条駅浸水事件の真相を考える
・期待すること
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札幌の地下鉄は50年目を迎える
札幌の地下鉄は公営地下鉄として東京、大阪、名古屋の次に建設されました。
そんな札幌の地下鉄は開業から今年で50年が経過しようとしています。
50周年は本来、大きなイベントを行うのに打ってつけの節目です。
しかし新型コロナウイルスの影響によって大きな式典は行われることはないだろうと思
われます。仕方のないことの一方で、本当に残念です。
大々的に宣伝しにくい以上、ポスター等既に沢山貼られているので告知としては十分で
はないかと思います。
滅茶苦茶無謀なことを言いますと、南北線の高架下に動態保存されている2000形(1998
年引退)があります。この2000形をちょっとだけ動かしてほしいなと思います。
リバイバル運転みたいなものですね。
ニューヨークの地下鉄で100年くらい前の電車を運転している動画をYoutubeで見たこと
があります。※2019年より以前
まあ人が滅茶苦茶来ますのでこのご時世では無理かもしれませんね。
費用も4億以上(釧路のSL冬の湿原号更新費)かかるかもですね。
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北34条駅浸水事件の真相を考える
北34条駅において浸水があって数日間にわたり一部不通となりました。
これの本当の原因はまだ分かっていないと私は考えています。
考えられる原因について以下のようにまとめてみます。
①設備老朽化
②汲み取りポンプの故障
④別の要因
一つずつ解説していきます。
①設備老朽化
この可能性は低いかもしれません。
北34条は東西線の琴似ー白石より新しい駅です。南北線の北24条ー真駒内は札幌オリン
ピックに間に合うよう急いで作られましたが北24条ー麻生については特に急がず建
設されたと思われます。
走行中のがたつき は走行路面によるものなので走行路面を東西線と同じものにすれば無
くなります。
②汲み取りポンプの故障
この可能性が一番高いかと思います。
後述の胆振東部地震から水量が増えていたという話も出ていますが、それならば2018年
に既に浸水が起こっているはずです。ポンプの性能で対応できていた範囲の流入量だっ
たと考えられます。
終電間際に壊れて、6時間かけてみるみる溢れていったのかもしれません。
地下水脈が変わった可能性は十分考えられますが、これが直接原因になったとは思いま
せん。浸水するまでの2年間は特に問題が起きていません。
もし地下連絡通路(走行路面より下部)において壁面破損が起きていたならば設備の老
朽化が正解かもしれません。
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期待すること(主に利用者目線:普段立入禁止における設備更新も大事であるが)
札幌の地下鉄では最新トイレ導入や駅構内を一新させる取り組みを行っています。
①駅改札口およびホームの外壁更新、駅構内をより明るく
→ 見た目で大きく変わる・地下鉄駅独特の薄暗さの撤廃
※南北線さっぽろ駅・大通駅の改札口は既に工事完了しています。
※主要駅ホームにおいて、案内板と時刻表(Time table)の更新も行われています。
開業時期と駅によりますが、札幌の地下鉄駅って何となく暗い印象がありませんか?
地下なので電気を消せば真っ暗ですが、一利用者として駅ホームは明るいほうが気持ち
的な意味でいいかなと思います。こんな所で暗い気持ちになってほしくないです。
蛍光灯を増やして対処することもできますが、外壁を明るい色に変えることによって大
きく印象が変えることもできます。白基調の装飾が良いのではないかと思います。
白は清潔感を演出してくれます。
反対に、黒はがっちしとした色ですよね。建物に使うとすごく目立ちますよね。
白基調はどうしても安っぽく感じてしまうのも無理がありません。
ですが、どんよりした感じだと気が沈んでしまいますよね。
前置きが長くなったので まとめますと、駅改札口に関しては外壁変更する予定がある
が、ホームについては今の所、一新するのか分からないという状況です。
※すすきの駅改札口では旧すすきのラフィラ再開発と同時進行で行われる予定です。
まずは改札口からやるべきなのは分かりますが、駅ホームもやらないと薄暗い雰囲気を
払拭することができないでしょう。
②エスカレーターの新設
南北線大通・さっぽろ駅は各階段に上下エスカレーターを設置した方がいいでしょう。
※さっぽろ駅については既に計画あり。
さっぽろ駅は重たいスーツケースを運ぶビジネスマンおよび観光客が
大通り駅は百貨店を利用する高齢者が多数います。その方々のためにエスカレーターは
必要なインフラだと思います。
③床の乗車案内シールと過剰な案内表示は不要
大通り駅ホームに貼られた乗車案内(4列でお並びください等書いてあるもの)のシー
ルは個人的にいらないと思います。黒テープだけで十分です。
汚れもそれなりに目立ちますし、何というかゴチャゴチャした感じがあまり好きでありません。
これに関しては案内表示(乗換や注意事項等)に当てはまります。広告等の掲示物はあ
る程度寛容できますが、案内板は利用者目線を追求しすぎると至るところについてしま
います。意外と利用者って案内が少ないと一生懸命憶えようと頑張るものです。
昔、床にあった色テープは分かりやすくてよかったと思います。これは残して良いと
思います。
多言語案内についても必要最小限でいいでしょう。券売機あるいは地図だけ多言語対応
にして駅名看板等は日本語だけで大丈夫でしょう。誤植の原因になります。
観光客は賢い方が多いので、駅ナンバリングだけ見れば分かる方が多いです。
ご覧頂きありがとうございます。