北海道について少しだけ語るブログ

札幌、北海道新幹線を中心に記事作成します。

北海道新幹線旭川延伸を考える

札幌から道北へ、旭川延伸について着工の目途は現在立っていないが、昨今における冬の交通事情やJR北海道が目指す選択と集中によって今後活発な議論が起こると思われる。今回は旭川延伸について課題をみてみる。

 

・現状

 

並行在来線について


並行在来線である函館本線は複線電化しており、最高速度は120km/h
線形は良いが踏切は多く、速達列車がない。
大雪による運休が度々発生しており、影響は数日に及ぶ。
岩見沢旭川間の普通列車は札幌圏で使われていた車両または気動車で運転。
乗車人員は微減傾向であるが、特急停車駅では減少しておらず横ばいである。

 

★所要時間・運賃・本数

 

①JRの場合
特急列車で1時間25分
往復で 5,550円 。(※sきっぷ利用時)
1日24往復。

②高速バス(高速あさひかわ号・北海道中央バス)の場合
高速バスは2時間5分(※冬は2時間25分)である。
往復割引で  4,350円 。さらに割引率の高い回数券がある。
1日25往復。

 

・構想

 

現段階において途中駅の設置案は未定。
以下のどちらかで着工される可能性があり、独自予想した。

 

[A]一部単線案

 

特急停車駅に準ずる停車駅を設定

停車駅:岩見沢美唄・砂川・滝川・深川・旭川

駅設備に費用がかかるので、岩見沢旭川間は単線化。
単線区間で260km/h走行が認可されれば時短効果あり。

図は省略。

ただし、札幌~岩見沢、滝川~旭川については以下のB案と同様のルートとする。


[B]全線フル規格

 

停車駅:岩見沢(・新美唄)・滝川(・深川)

建設する駅を減らすことで新幹線ならではの速達性を発揮。
A案よりダイヤが組みやすい。

図はこちら。

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旭川新幹線における停車駅(筆者予想) Google Mapより作成


総距離は130.1km。

以下、ルートを簡単にまとめた。薄茶色部分は地下またはトンネル区間、水色部分は長鉄橋である。

新幹線は札幌発車後、苗穂付近にて地下に入り厚別~森林公園の中間で函館本線と分岐。東野幌付近で地上へ出て道央道と合流。幌向付近にて道央道と分岐し、岩見沢手前で函館本線と合流。
岩見沢発車後、峰延手前で函館本線と分岐。新美唄を通過し、新幹線は石狩川を2度渡って函館本線と合流。深川通過後、新幹線は函館本線と分岐し、約15,000mのトンネルを通過後、国道237号線付近で地上へ出て旭川到着。

各駅間のおおよその距離は

札幌←40.1km→岩見沢←26.3km→新美唄←14.9km→滝川←22.6km→深川←26.2km→旭川

 

停車駅を減らすと

札幌←40.1km→岩見沢←41.2km→滝川←48.8km→旭川

 

となり、駅間隔は約40kmとちょうど良くなる。所要時間は最速42分と現行の約1/2を見込む。


以上の2案において共通点は全線高架で建設。スノーシェルターは曲線区間とポイント、駅舎を覆う目的で建設する。

 

なお、札幌~岩見沢間におけるルートは東米里経由もある。

用地買収および豊平川氾濫リスクの観点から採用しなかった。

 

並行在来線はどうなるのか

 

岩見沢旭川間は普通列車の本数が少なく経営分離となる可能性が高い。
その上で

第3セクター移管
②貨物専用線

のどちらかになる。

 

①の場合、道南いさりび鉄道と似た感じの路線になると予想する。
新幹線は上記B案(全線フル規格)が採用され、主要駅のみに設置される。

②の場合、上記A案(一部単線案)が採用される。中間駅が多いため第三セクターは厳しい経営が予想されるので設立される可能性が低い。ただし両案ともJRにとって収益改善できるメリットがとても大きい。


・札幌駅、旭川駅のホームはどこに作る?

 

旭川駅忠別川寄りに設置可能な場所があり、1面2線で設置。
札幌駅は建設中の新幹線駅2ホームのうち、北側のホームに1線分新設。
これに伴い、在来線の線形変更が必要となる。

 

以下の図は一部単線案・フル規格案における配線イメージ。

 

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旭川新幹線配線イメージ図

新幹線札幌駅は、北から新設される旭川方面専用の23番線、東京方面に利用する22番線、21番線と位置する。すべて10両対応とし、留置線と被らないよう本線は長めに敷設される。

 

・ダイヤはどうなる?

 

単線案については岩見沢滝川駅すれちがい案を検証、時刻表を作成した。
この時刻表は主要駅にて上下列車をすれちがう方式であり、全て単線で建設された場合の運行となる。
なお車両センターは岩見沢旭川に建設したものとする。

 

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旭川新幹線(予想)ダイヤ

 

 

基本的に1時間に1本あるいは(東京発)札幌到着の新幹線、新函館北斗発の各駅停車タイプ新幹線に接続するダイヤとなる。
冬の交通事情を考慮すると札幌駅で系統分離となる可能性が高いだろう。

 

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インバウンド需要が0の中、新たな新幹線延伸の議題が提言される可能性はとても低い。しかし10年後の札幌開業後に再燃するであろう旭川延伸は工事開始までに数年、さらに建設期間が10年ほど。着工が札幌開業後となると、完成に20と数年後かかることになるので早めの着工が求められる。
旭川まで新幹線が繋がることにより稚内・北見方面への所要時間短縮および旭川駅のターミナル化が期待される。
冬期間における安定した交通機関は道民に愛される路線となるだろう。

 

 

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次回は 東豊線は清田・屯田方面へ延伸を! です。